■与那国島のアラゴナイト製品について
水族館の依頼により、ウミガメに最適なサンゴ由来のカルシウム剤を探している時に巡り合ったのが与那国島の化石サンゴです。
特別にアクアリウム向けの粒径(サイズ)を用意していただきました。
3年に及ぶ水槽実験では、底砂とリアクターメディアに使用することで、カルシウム、マグネシウムはもちろん、鉄、ストロンチウム、カリウム、ヨウ素、臭素、マンガン等、サンゴ飼育に欠かすことができない成分のバランスが適正に保たれることを確認いたしました。
砂の色は白く、光りを反射するため、ハードコーラルの色揚げにも効果的です。
多孔質で溶けやすく、リーフタンクの底砂やカルシウムリアクターのメディアに導入することで、サンゴの生育に必要な成分をバランスよく補う事が出来ます。
コケの原因となる有機物、リン、窒素の含有量が大変低いことも大きな特徴です。
ハードコーラル(SPS、LPS)はもちろんのこと、ソフトコーラル、海水魚、オカヤドカリなどの飼育
にも最適です。
※カルシウムリアクターメディアとして使用出来ます。
■与那国島原産化石サンゴについて
沖縄県与那国島の化石サンゴは、今から約10 万年前に地殻変動により隆起し地表に現れた、非常に年代の若いハードコーラルが化石化したものです。
その為、海中での生時の状態(アラゴナイトの結晶構造)が保存されたままの多孔質構造の塊状となっています。
また、古い年代の石灰岩や海外産アラゴナイトサンドでは、魚の骨・ウニ類の棘・貝殻片などが混じっておりますが、与那国島原産化石サンゴは、ハードコーラル由来の純粋なアラゴナイトサンドとなります。
このような化石サンゴは世界でも類を見ない与那国島産だけのものです。
成分分析により、70余種類の豊富なミネラルを保有していることが確認できております。